第8回ジョブシャレポートVol.2
- jobshadowing miyazaki
- 2018年12月14日
- 読了時間: 3分
【第8回ジョブシャレポートVol.2】
化粧品・サプリメントの受託生産、加工食品の開発・通信販売を手掛ける【株式会社SUNAO製薬】様。 今回初めて、ジョブシャドウイングの受入れにご協力いただき、都城泉ヶ丘高校の女子生徒が、廣澤直也社長の一日に密着しました。

事前に企業について調べる中で、化粧品、サプリメント、食品と幅広い商品展開をしており、かつ開発・製造から販売まで手がけていることから、とても大きな会社だと想像していたそうです。しかし実際には社長を筆頭に少人数で会社を回しており、その会社規模で幅広い事業が展開できていることにとても驚いたそうです。 朝の掃除・朝礼に参加し、社員のみなさんのなかで緊張しながらも自己紹介。

午前中は、廣澤社長から会社の事業についての説明を受けました。また、広島県出身の廣澤社長が宮崎で起業した理由を質問し、「大学進学で宮崎に来て、宮崎の食の豊かさに衝撃を受け、知られていない資源に光を当てたいと思った」「研究開発型の企業を立ち上げる上で、母校である宮崎大学工学部との共同研究で商品開発に取り組める利点があった」ということを教えていただきました。

その後は社長とともに社内のミーティングに出席し、利益を最も大きくしていくためにどうしれば良いかという議論を聞きながら、会社を続けていくことの大変さを感じるとともに、社員みんなで話し合うことの大切さを感じたそうです。

午後は社長の外出に同行し、2件の商談に同席しました。 お客様とのフレンドリーな雑談から始まり、ときおり笑いも交えながら、今後の新商品開発についての情報交換、ディスカッションが行われました。
さまざまな素材や成分の特徴・効果を考慮しながら、どんなものが消費者に求められているのか、さまざまな観点でのディスカッションでした。女性の視点、若者の視点の意見を求められる場面もありました。話の内容は専門的で難しかったものの、お客様からのさまざま質問にすぐに回答し、提案していく廣澤社長の姿から彼女が感じたことは、「お客様からの信頼を得ているのがよく分かり、とてもカッコよかった!」ということでした。
将来は化粧品の研究員になりたいという彼女。廣澤社長からは、研究と一口に言っても基礎から応用までさまざまな分野があるということ、大学はどんな学部に行くのが良いのか、など、将来の進路に向けたアドバイスもいただきました。また「研究者は自分の持っているものに愛着があって押しつけてしまうところもあるが、相手の意見を聞いてよりよい商品を作っていくことが大事」という考え方を教えていただきました。「何年か先にはもっと大きな会社にしておくつもりだから、そのとき一緒に働けるといいね」という素敵な言葉もいただき、彼女のなかに、これまでなかった新たなイメージが生まれたようでした。
ジョブシャドウイングに参加するまでは「働く」ということに現実味がなかったそうですが、参加して、実際に働く大人の姿を眺めるなかで、「楽しそうに仕事をしていた」「働くことに対する興味や、意欲が上がった」という感想を述べていました。 少し人見知りな性格の彼女でしたが、廣澤社長の働く姿を見て、これからはコミュニケーション能力を高めていきたい、相手の立場に立って考え行動できるようになっていきたい、という今後の目標を打ち立て、一日を終えました。
廣澤社長、そしてSUNAO製薬の皆様。このたびのご協力、本当にありがとうございました!
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